秋といえばアオリイカ!って言うぐらいに、アオリイカのエギングは秋の釣りの定番です。
アオリイカエギングのシーズンは、春の産卵シーズンの親イカと、秋の新子の2回あります。
オススメは秋の新子のシーズンです。エギへの反応も、春に比べて良く、タイミングが良ければ数釣りも、楽しめます。おかず釣りにも最適のシーズンです。
これからエギングにチャレンジしたい人は、秋の新子のシーズンからはじめるのが良いですよ。
アオリイカはどんなイカ?
アオリイカは、ツツイカ目ヤリイカ亜目ヤリイカ科アオリイカ属に属するイカの一種です。
地域によってはモイカ・ミズイカとも呼ばれています。
アオリイカの一生は1年で終わりを向かえます。
春に産みつけられた卵は、夏の前ぐらいにふ化して、夏秋に餌を積極的に食べる成長期になり、翌年の春に産卵をして、力尽きるのが一般的に言われているアオリイカの一生です。
しかし、産卵期は3月~9月とも言われており、個体差や水温の影響、また地域差もあるようです。
味は大変良く、刺身で食べるともちもちした食感で甘みがあり濃厚なイカの旨味を味わえます。
その美味しさと、市場価格の高さからイカの王様と称されます。
アオリイカは高級イカなのじゃぞ。
秋エギングのタックル
ロッド・・・理想は8.3フィートか8.6フィートのエギングロッドです。
しかし、無理に買う必要は無く手持ちのルアーロッドで、10グラム〜20グラムぐらいまでのルアーを投げれる物があればそれで代用可能です。
長さは8フィートから9フィートぐらいが理想ですが、多少長かったり短くてもエギをしっかりシャクれるロッドならOKです。
リール・・・番手で言うと2000番〜3000番ぐらいのスピニングリールで、糸巻き量がPEの0.8号が100メートル〜150メートル巻ければOKです。
オススメの万能ロッド&リールはこちら↓
ライン・・・メインラインは、PEラインの0.8号が標準的です。上級者になると0.4号のラインを使う方もいます。
ラインが細ければ釣りには有利に働きますが、その分ラインブレイクのリスクも高まりますので、慣れない方は根がかりも考慮して、0.8号以上が良いです。
もし、他の釣りとの併用の場合、PE1.5号ぐらいまでなら使えると思います。
ショックリーダーは、フロロカーボンの3号(約12lb)で最適でしょう。
腕に自信があれば、もっと細くしても良いですが、特に初心者の方は根がかりすることも多々あると思いますので、リーダーは太めのほうがエギの回収率がかなり上がります。
長さは1メートルとってもらえば大丈夫です。
PEラインとショックリーダーの結び方はこちらの記事で↓
エギ・・・秋のシーズンは2.5号のエギがメインになり、3号のエギをサブで使用します。
イカのサイズに合わせてエギのサイズを選ぶので、新子のアオリイカは2.5号が食わせやすいです。
しかし、風が強かったり、深場を攻める時、遠投が必要な時のために、3号も必要な時は必ずあります。
3号のエギは2.5号よりも一回り大きくて重いので、よく飛び沈下速度も速いです。
その他・・・エギを付けるときは、ラインに直接結ぶのでなくスナップを使うと、いちいちラインを切らなくても交換できます。
スナップは釣りの便利アイテムなのじゃよ。
エギの選び方
お店屋さんに行ったら、いろんなエギがありすぎてどれにすればいいかわかんないよ~。
釣具屋さんには本当にたくさんのエギが並んでいますね。
エギングは人気の釣りなので、エギコーナーはとても充実していて良いのですが、初心者の人はどれが良いか迷ってしまいます。
- 色
- 大きさ・重さ
- 値段
このあたりの要素がわかっていれば、選ぶ基準がわかってくると思います。
1つずつ解説していくのじゃ。
はじめに
まず気を付けてほしいのが、エギには陸っぱり用と、船用の2種類ある事です。
船用のエギは、ティップランエギング用と称して売られているので、パッケージをよく見て船用のほうを買ってしまわないように気を付けてください。
だいたいの釣具屋さんは、わかりやすく並べてくれてると思いますが、通販で買う時とかは要注意です。
色
エギの色はぱっと見の表面の色ではなく、下地の色が大事になってきます。
通常エギは布張りになっていて、布から透けて下地の色が見えるようになっています。
下地は結構種類があるのですが、代表的なのが金色・虹色・赤色といったところでです。
金色・・・日中太陽が出ているときに高アピール。特に朝夕まずめに強い。濁りにもつよい。 虹色・・・万能戦士。とりわけ突出したものはないが、迷ったらこれ一本でも良い。 赤色・・・シルエットがくっきりするので、夜向き。ナイトエギングのスタンダードカラー。日中の濁り時も使える。
とりあえずこの三色からそろえると良いと思います。
そして、デイゲームは金色・虹色を中心に、ナイトゲームは赤色中心に月明かりの強い日や常夜灯周りでは金色も使う感じです。
表面の布の色は自分の好きな色で選んでください。
もし分類するなら、派手系(ピンクとかオレンジ)or地味系(緑とか茶色)ぐらいで使い分ければ良いです。
大きさ・重さ
先ほども説明しましたが、秋のエギングでは2.5号の出番が多く、次に3号も良く使います。
加えて説明するなら、2号は足元見えるイカをサイトフィッシングで釣る時に使います。別に無くても良いのでお好みで。
3.5号は秋シーズン終盤や、3号エギでも攻めきれない深場では使う事もあります。
また3.5号はかなり遠投が効くので、遠くのイカを連れてきてエギのサイズを落として食わせるなんて使い方もあります。
こちらも、秋は無くてもそんなに困りませんが何個か持ってると役に立つ事もあります。
シャロータイプとディープタイプ
エギには大きさそのままで重さが軽くなったシャロータイプと大きさそのままで重くなったディープタイプというラインナップもあります。
ディープタイプは、3.5号以上でのラインナップがほとんどなので秋はそんなに出番はありません。
対するシャロータイプは3号からのラインナップがあり、秋にも出番は多くあります。
普通のエギよりもゆっくり沈むので、根がかりしやすい浅い場所でもじっくり攻めれます。
浅場は通常の場所よりも、人気が無い傾向にありますが、秋のシーズンは浅場にもイカはいるので攻略できればより多くのイカを釣ることが出来ます。
1つ持っていてもおもしろそうだね。
値段
通常エギは1個800円から1,200円ぐらいします。
この辺は、一流メーカーがしっかりと作ってあり、品質のばらつきがかなり少なく安心して使えるものばかりです。
オススメは老舗メーカーの、ヤマシタのエギです。
エギと言えばヤマシタって言うぐらいの老舗で、まず最初に揃えるのであればここからがおすすめです。
また、最初は複数エギを買う場合メーカーを揃えたほうが良いです。沈下スピードがメーカーによって微妙に違うので1つのメーカーの1つのシリーズで揃えて使ったほうがやりやすいです。
沈下スピードは、エギのパッケージかホームページでも公表してるよ!
対して、デフレエギと呼ばれる1個100円から300円で手に入る安物エギもあります。
100均でも手に入るデフレエギですが、品質のバラツキが大きく、布が破れやすい・オモリが取れてしまう・まっすぐ沈まないなどの症状が出る場合があります。
しかし、こちらも使いようによってはものすごく有用で、もし根がかりロストしても財布へのダメージは軽傷です。
どうしても、初心者のうちは根がかりは付き物なので、最初の練習段階でもデフレエギは強い味方です。
また、初めての釣り場で底の状態が不明な場合も、切れ込み隊長としてデフレエギは活躍します。
そんなデフレエギですが、品質が割と安定していて普通に使える物もあります。
エギボンバーは西日本を中心にチェーン展開している、「釣り具のポイント」を運営している株式会社タカミヤが発売しているエギです。
1本300円までで手に入るのですが、品質もそこそこでメーカー物のエギ並みに釣れるので、とてもおすすめです。
デフレエギは、エギボンバーで揃えて特徴をつかめば、強力な武器になります。
メーカーエギを勝負エギにして、普段使いはエギボンバー
を中心すると財布にも優しいのじゃ。
エギのアクションの付け方
ここではエギの基本的なアクションを覚えましょう。
キャスト
まずは基本のキャストから。
キャスト~着底までの解説になります。
どんな文章よりも、この動画がわかりやすいです。
アクション
短い動画ですが、5パターンのアクションを解説しています。
水中映像もあるので、エギの動きもよくわかります。
ドラグ設定
エギをアクションさせるときは、ドラグ設定も大事になってきます。
動画に少し付け加えますと、強くしゃくった時に少しドラグが鳴るぐらいの設定にしておきましょう。
アタリの取り方
エギングはアタリを取って自分から掛けにいく釣りです。
少し難しく感じますが、そこが醍醐味でもあります。
デイゲームでは、主にラインでアタリを取ることが多くなります。
従って、偏光サングラスは必須アイテムになってきます。
偏光サングラスは海の中の障害物もうっすら見えるので、エギングには大変役立ちます。
偏光サングラスは光の乱反射を遮断して水上のラインや水中の岩が見やすくなるぞい。
夜のエギングは昼のエギングに十分慣れてから行くようにして下さい。
真っ暗の中でのキャストは最初は難しいかもしれません。
あと、ヘッドライトは必需品ですよ。
釣り場の選び方
基本は実績のあるポイントで釣りをするのが一番釣果に結び付く方法です。
「〇〇県 エギング ポイント」をネットで検索すれば、簡単に情報は手に入ると思います。
漁港
足場も良く、多くの人が訪れます。
イカが良く釣れる漁港は墨跡が残っているので、目印になります。
シーズン初期の、イカが小型の時期は潮の緩い場所にいるケースも多いので、先端や外海向きの場所だけでなく、内湾の奥まった場所もしっかり攻めてみましょう。
磯
磯周りは、イカが隠れる場所も多いので有望ポイントです。
浅場から、水深のある場所までいろんな場所で釣れます。釣れやすい場所には、漁港同様墨跡が残っています。
ただ、注意してほしいのが青物が回遊してくるとまったくアオリイカは釣れなくなってしまいます。
イカは青物が怖いから、逃げたり隠れたりしちゃうよ。
みつかると食べられちゃうんだよ。
しかし、そのような場所は大きなイカの群れの回遊してくるので、すさまじい爆釣の時もあります。
磯は、エギングではとても魅力的なポイントです。その分、危険もあるので対策はしっかりしましょう。
サーフ
サーフでもアオリイカが釣れる事が浸透してきており、サーフエギングという言葉もあります。
テトラポットなどの障害物のあるサーフは絶好のポイントです。
しかし、何もなさそうな砂浜でも釣れる場所があるみたいで、まだまだポイント開拓の余地もあるようです。
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