これから釣りをはじめてみたいんだけど、エサ釣りとルアー釣りどっちにすればいいかわかんないよー?
一概ににどちらが良いかとは言い切れないのう。まずは両方の釣りの特徴を知るのが良いのじゃ。
これから釣りを始めようとするときに、ルアー釣りをするかエサ釣りか迷うのも当然。
両方の釣りのメリットやデメリット、特徴なんかも考えながら自分の性格や好み、生活スタイルなども考えながら釣りのスタイルを考えていきましょう。
ルアー釣りはどう言う釣り?
まずは、ルアー釣りの良い点をざっとあげていきます。
・荷物が少なく移動が楽
・時間を選ばないのでスキマ時間で遊べる
・いつでも釣りをやめて帰れる
・道具が揃ってしまえば釣り一回あたりの費用がほとんどかからない
メリット① とにかく移動がしやすく、なおかつ時間を選ばない
エサ釣りと比べると必要な道具がとても少なく、収納性に優れたフローティングベストがあれば全て収納可能です。
とっても身軽なうえに、ルアーを数投して釣れる気がしなければ即移動ができる。エサ釣りだとこうはいきません。
どうしても釣れやすい時間というのはありますが、そこを無視すればわずかなスキマ時間でも釣行可能です。
そしてある程度の準備を事前にしておけば、即釣り開始してやめる時は即撤収ができるのもルアー釣りの良い所です。
メリット② ある程度の道具が揃えばそこからはあまりお金がかからない
ルアー釣りは、ルアーさえ無くさなければずっと使えるのも良い所です。
釣りが上達していけば、釣り場の海底の状況なども把握できるようになってくるので、根掛かりロストも減っていきます。
うまくやればかなり釣行費用は抑えられます。
次に悪い点もあげていきましょう。
・ある程度技術が必要なのでやや難しい
・魚を寄せる事ができないので魚がいなければ釣れない
・良い条件が揃わないと釣れない
デメリット① やり方が悪いとなかなか魚が釣れない
ある程度狙った魚を釣るためのセオリーがあるので、間違った釣り方をしているとなかなか魚がつれません。
ルアーを泳がせる深さ、巻く速さ、ルアーのチョイスなどが重要で、初心者にはハードルの高い部分もあります。
運良くすぐに魚が釣れる人もいますが、最初の1本を釣るまでに何年もかかってしまう人もいます。
デメリット② 魚の居る場所じゃないと釣れない
当たり前のように思うかもしれませんが、ルアー釣りは魚が居る(通る)場所でやらないと、全く釣れません。
エサ釣りの場合は、撒きエサをしてある程度寄せる事が出来ますが、ルアー釣りはそれができません。
そのためポイント選びは大事です。
デメリット③良い条件が揃わないと釣れない
魚がルアーに反応するには好条件がそろってやっとで釣れます。
季節・時間帯・場所・ルアーのチョイスなど、やや初心者には難しいです。
しかし、ネットや釣具屋さんで情報は手に入るので、ある程度の条件の絞り込みは可能です。
ルアー釣りは忙しい人に向いてる
丸一日釣りをする時間はなかなかないけど、釣りがしたい!こんな人にはルアー釣りはぴったりです。
仕事前に仕事終わり、休日も朝夕のマズメ時のゴールデンタイムのみ釣りをする。
こんな感じで自分で少しの時間を作っては釣りに行くスタイルが、ルアー釣りにはよくハマります。
また、一つの場所でジッと釣りをしてるのが嫌な人にも向いているかもしれません。
ルアー釣りはサラリーマンに向いてるかもね♪
これだけ使えば間違え無し!釣れるルアー3選
海釣りのルアー釣りで代表的な、シーバスロッド使用の前提で紹介しています。
バスデイ レンジバイブ70ES
これはもう定番中の大定番。
もういろんな場所で語られすぎていて、もはや説明の必要はないぐらいでしょう。
その使い方はいたって単純。投げて沈めて全速力で巻くだけです。
デイゲームでは、それだけでシーバスが釣れてしまう最強アイテムです。
バイブレーションというルアーは各社から多数出ていますが、とりあえずはこれがあれば問題なしでしょう。
ブリーデン メタルマル
このルアーも多くの魚を惹きつけてくれます。
主にデイゲームで使うルアーで、後ろに付ているブレードが強烈に魚にアピール、そして興奮させてバイトを誘います。
シーバスロッドで扱うのは、13gと19gが使いやすいです。
13gはライトなターゲットも食ってくるので、シーバスはもちろんアジや根魚なんかも良く釣れます。
19gはシーバスロッドでは遠投しやすい重さで、青物やヒラメやマゴチ狙いにも使いやすいでしょう。
魚種問わず釣れてしまう事から、ときにとんでもない大型青物も釣れてしまうようです。
元のフックが少し頼りないときには、↓のシングルフックバージョンのほうが安心です。
ブレード系のルアーの中では、トップクラスの実力で、ベイトを追い回している魚には効果的なルアーです。
ラッキークラフト ワンダー80
このルアーは上の二つとは対極的で、ナイトゲームの大定番です。
どちらかと言えば切り札的なルアーで、どんなルアーにも反応しないときやシーバスが低活性の時に活躍します。
投げたら、ゆっくりと巻いてくるだけです。それだけで、水面が爆発するときがあります!
アピールは控えめなのですが、ゆらゆらと頼りなく動くのがエサ的な魅力があり、警戒心が強かったりやる気のない魚にも強烈なアピールになるようです。
ワンダーの80サイズは、付属のフックがやや頼りないですが、フックを変えるとバランスが崩れこのルアーの良さがやや薄れるとも言われます。
ドラグ調整でカバーするか、場所的に無理な場合は同サイズの太軸のフックに変更するしかありません。
フック交換して少し実力ダウンしたとしても、それでも十分釣れるというのはこのルアーの高い実力を示しています。
エサ釣りはどういう釣り?
まずはエサ釣りの良い点をあげてみましょう。
・ルアーよりエサのほうが何かしら魚が釣れる確率が高い
・比較的長時間楽しめる釣りが多い
・ある程度自分で強制的にポイントがつくれる
・初期投資は比較的安め
メリット① とりあえず何かは釣れやすい
ルアーは上手く動かさないと釣れないの対して、エサはある程度放置でも釣れやすいのがメリットです。
初心者がまず魚を釣りたいのであれば、圧倒的にエサ釣りのほうが釣りやすいです。
特にサビキ釣りなどは、ハイシーズンなら極端に間違った仕掛けを使わない限りは、ほぼ釣れないことはありません。
メリット② 長時間釣りを楽しめる
撒き餌を使った釣りになると、魚を寄せるために大量の撒き餌を使う事があるため半日~一日の釣りになるケースが多いです。
また、エサを撒きながらポイントを自分で作っていくので、長期戦になる事もあります。
この長時間の釣りで、ポイントを作る~魚を寄せる~本命の魚を釣り上げるというプロセスを楽しみたい人にはエサ釣りはピッタリです。
メリット③ ポイントは自分で作れる
ルアー釣りでは魚の居ない場所や、回遊しない場所で釣りをしても絶望的に釣れません。
しかしエサ釣りの場合は、撒きエサをする事によってある程度は魚を寄せてポイントが作れます。
休日の混雑する釣り場で、良い場所などが取れなくても、エサ釣りならばなんとかなる時もあります。
あまりにも潮が流れていない場合は、望みは薄いですが、流れがあれば撒きエサが流れて行くので沖から魚を寄せて来る事も可能になります。
メリット④ 初期費用は安め
エサ釣りの中でも、ブッコミ釣りやサビキ釣りなら道具の良し悪しを問わなければかなり安価に釣りを始めれます。
最近ではダイソーなどでも竿やリールが手に入ります。流石に100円ではないですが、それでも1000円あれば揃ってしまいます。
その他の釣り小物や仕掛けもダイソーで結構揃うので、とりあえずお試しで釣りをやってみたい人にはダイソーの釣り具がオススメです。
しかし、長く釣りを楽しみたいのであれば、もう少しお金をかけて竿やリールは良い物を揃える事をオススメします。
次に悪い点を見ていきましょう。
・エサを買ったら使い切らないといけない
・時間がかかる
・荷物が多い
・エサの匂いが臭い
デメリット① エサは基本使い切り
これがまず以外とやっかいで、前日にオキアミやアミエビを解凍すると、次の日には使ってしまわないといけません。
常温では腐ってしまいすごい匂いを発します。もし、釣り専用の冷凍庫などがあれば再び凍らせて次回再利用でもいいのですが、普通の家庭にはなかなか釣り専用の冷凍庫はありません。
また虫エサも一度買うと、半日分ぐらいは量があるのでなかなか残せません。
こちらも冷蔵庫の野菜室で一週間ぐらいなら生かしておけるやつもいますが、家族に冷蔵庫に保管してるのをばれた日には悲鳴が聞こえる事もあるので、あまりおすすめはできません。
エサも安くはないので、計画的に購入しましょう。
デメリット② 時間がかかる
デメリット①とも関連して、エサを使い切る事や準備もふくめて、釣り自体が長時間になりがちです。
特にコマセを使う釣りは、半日目安でコマセを作るのでどうしても釣り始めると簡単にはやめれません。
半日~一日の釣りになることが多いです。
デメリット③ 荷物が多い
ルアー釣りの荷物と比べると倍以上の荷物になる事もあります。
そしてその荷物を持っての磯歩きはかなりしんどいです。
なので体力に自信の無い人には、コマセを大量に使う磯釣りは結構ハードルは高めになります。
デメリット④ コマセは匂う
アミエビやオキアミは、なかなか強烈な匂いを発しますが、その分集魚力も高いので釣り師に愛されるエサであり、撒きエサにも良く使われます。
その分、車や服には匂いが付くし、車の中でこぼした日には大惨事です。匂いがなかなか取れないのでしばらくは車がオキアミやアミエビの香りになります。
慣れればいい匂いなんですけどね。車がオキアミの香りがするのは、エサ釣り師の勲章です。
じっくり構えて釣りをしたい人にはエサ釣りがオススメです
ルアー釣りだと、ランガンか回遊待ちという選択肢がありますが、エサ釣りはどっしりと構えて回遊待ちや撒きエサを効かせての長時間の釣りになる傾向にあります。
釣りという遊びを時間をかけて楽しみたい人や、適度に何かが釣れないと飽きてしまう人にはエサ釣りが最適です。
また、ランガンには向かないと言いましたが、エサ一つを針に付けて堤防の際やテトラの際に落とす前打ちや落とし込み釣りもあるわけで、ランガンをするエサ釣りもあります。
いろんな場所を攻めてみたい人は、道具が少なくシンプルな釣りを選択すると良いとおもいます。
釣りの技を磨けば、食わせる事に関しては最強じゃ!
まずはブッコミ釣りがオススメ
まずはエサ釣りを楽しみたい人におすすめなのがブッコミ釣りです。
ブッコミ釣りとは?
仕掛けは、針・糸・オモリ・接続具(サルカン)の4つだけを使うたいへんシンプルな釣りです。それに虫エサなどを針に付けます。
竿とリールはある程度のオモリを投げれるなら何でもよく、磯竿・投げ竿・ルアーロッドなどなんでもOKです。
比較的お金もかからず、竿なども使えそうなら流用で良いのでとてもオススメの釣りです。
仕掛けを放り込んだら後は待つだけと、釣りそのものがとてもシンプルですが、一発大物を狙えるので仕掛けやエサのコストの割にはリターンの大きな釣りです。
エサ釣りの仕掛けの勉強にもピッタリ
仕掛けがシンプルなので、自分で仕掛けを作るにも入門編としては最適です。
これを基本に覚えておけば、他のエサ釣りの仕掛けはこれにプラスしたりおもりの場所を変えていく感じなので応用しやすいです。
さらにブッコミ釣りからステップアップして、胴付き仕掛けやサビキ仕掛けにしてみるのも良いです。
まずはエサ釣りから始めてみて釣りに触れてみましょう
釣りは魚を釣ることが1番の目的とするならば、まずはエサ釣りをおすすめします。
特に初心者の方にはまずは魚を釣って、釣りに触れてもらうのが一番だと思うからです。
釣りをする目的も人それぞれなので、どれが正解かはわかりませんが、自分に合ったスタイルを徐々に見つけ行くのがいいでしょう。
もちろん一つに限定しなくても、多様な釣りを楽しむのも良いです。ルアー釣りの道具でエサ釣りに流用出来る釣りは、けっこうありますからね。
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