釣り場にいる人はみんな釣れているのに、自分だけ釣れない・・・・。
せめて人並みに魚が釣れるようになりたい・・・・。
最初は誰しも悩むもの。そんな人のための4つのステップで手引きをしていきましょう。
STEP1:本やネットで勉強する
まずは自分なりに調べて、上達への道を探ってみましょう。
インターネット上にはたくさんの先生がいて、簡単に情報が手に入ります。
ユーチューブには、動画で教えてくれる物もたくさんあります。
わざわざお金を払って、DVDや本を買わなくてもネットで釣りの勉強ができてしまうのだから、便利な世の中ですよね。
しかし、ここで注意してほしいのはネットには正確性に欠ける情報もあり、情報の取得選択を間違えるとかえって上達へ遠回りになってしまいます。
特に初心者の人は、正確性の無い情報を見抜けない可能性もあるので、本やDVDを活用するほうが良いでしょう。
そして、知名度のある出版元を選べば間違いありません。ネットとは違って、出版社というフィルターがかかっているので、いいかげんなものはほぼ出てきません。
本屋やDVDにお金を払うのは、信頼ある情報への対価です。謎の出版社やメーカーの商品は避けましょう。
アマゾン等で購入の際は、レビューやレビュー数も参考に自分に合った入門書や専門書を見つけましょう。
そして、ある程度の基本的な知識がついてくればネット上にある情報の良し悪しも理解できるようになってくるので、ネットを有効活用出来るようになってきます。
STEP2:ひたすら同じ釣り場に通う
知識を得たら次は実践が大事です。
あまり多くを詰め込まず、実践したいことが何個か出来たら釣りに行きましょう。
できれば魚が良く釣れる有名な場所が良いです。近くて通いやすい場所でも良いでしょう。
でもいつ行っても誰もいない釣り場はたぶん良くないです。それは、よほどの穴場かほんとに釣れない場所のどちらかです。
そして、場所を決めたらひたすら同じ釣り場に通って釣りを下さい。
そして、自分なりのデータを蓄積して下さい。自分が釣れなくても、周りの人がどんな魚をどんな時間にどんな風に釣ってるかもよく観察してください。
そして、その釣り場のマニアになりましょう。釣れる時期や時間の傾向をつかんで誰よりも詳しくなりましょう。
あれこれ釣り場所を変えまくるよりも、条件を一定にして、得た知識を実践する場所があるほうが、再現性も高まるので上達も速いでしょう。
しかし、釣具屋さんなどで他の場所で確実に釣れる情報を手に入れた場合はそちらに行くのもありです。絶対浮気するなとは言いません。
言いたいことは、自分の勝手知ったるホームグラウンドを作り、そこで試行錯誤して自分の釣りの基準(基本)を作って欲しいのです。
ホームグラウンドは、自分の釣りの学びの場というところでしょうか。
テーマを決めて釣りをしたり、事前に学んだ事を実践に移す場所として、1つそういう場所を作ってください。
STEP3:上手い人(良く釣る人)の真似をする
釣り場で横並びに釣りをしていると、自分は釣れないのに隣の人はたくさん釣っている、しかも良く似た仕掛けなのに・・・・そういう事って釣りではよくあります。
そんな時、まずは釣れてる人の真似をしてみましょう。
ルアーフィッシングで例えるなら、
・どんなルアーを使っているか? ・どんな速さで巻いているか? ・どんなアクションを加えているか? ・ルアーを投げた後何秒沈めているか?
など、見ているだけでもわかる事って結構あります。
そして、釣れてる人と同じ事をしてみる。それで釣れる場合もあれば、まだ釣れないときもあるでしょう。
それでもダメなら、もう一つ次のステップに行ってみましょう。
STEP4:人に聞く
見ただけじゃ伝わらない事もあります。
例えばどういうアタリにあわせるのか?とか、どの辺で流れの変化を感じて、そこでどうアクションするか?などです。
STEP3で真似だけでは釣れない場合、上記の例のように見た目で伝わらない細かいニュアンスがある場合があります。
こういう場合は、思いきって聞いてしまうのが良いです。
なかなか、話しかけるのは勇気のいる人もいるとおもいますが、聞くは一時の恥知らぬは一生の恥とも言います。
教えてくれない心の狭い人間もたまにはいますが、ほとんどの人は何かと教えてくれます。
現地での釣り人同士の情報の共有は、お互いの不利益にはなりませんので逆に聞かれたときはためらわず教えてあげましょう。
釣り場に着いて釣りを始める前に、隣の人に
「おはようございます」とか、 「アタリはありますか?」とか、 「となりに入らしてもらいます」
と一声かけるだけでもその後のコミニケーションが取りやすくなりますので、話しかけるのが恥ずかしくない人はあいさつはなるべくしましょう。
さて、今までステップ別に話してきましたが、実は、すべて飛ばして人に聞く事からはじめたほうが手っ取り早いのです。
最初から、釣りの上手な仲間がいる人は本当に恵まれていると思います。
ただし、人に聞いてばかりだと、調べる能力や個人で問題解決する能力はあまりつかなくなってしまう恐れがあります。
人によって楽しみ方はそれぞれですが、苦労してでも釣れるまでのプロセスを楽しみたい人は順番にステップを踏んでください。創意工夫も釣りの楽しみです。
とにかく釣りたいだけの人は、手っ取り早く誰かに聞くのが近道です。
インプットしたらアウトプットも忘れずに
勉強して覚えたこと、釣り場で実践して身に着けた事、人に教えて貰ったことはアウトプットすることも大事にしましょう。
いくら記憶していても、全てを記憶にとどめる事はとてもたいへんです。人間は忘れる生き物ということを覚えておきましょう。
そこで、日記・メモ・ブログ・SNSなどどんな形でもいいので、自分が大事だと思ったことや実践していきたいことぜったい忘れたくないことなどを、書き出す癖をつけましょう。
目的は、
・頭の中を整理して記憶に定着しやすくする ・同じく頭の中を整理してより理解が深まる ・必要な時に取り出したい記憶の引き出しになる
おすすめはスマホのメモ帳のアプリです。
スマホはいつも持ち歩くでしょうから、書き込むにも読み返すにも最適な記憶媒体です。
釣りをする前にちょっと前回のおさらいみたいなことも、スマホを見るだけならどこでも手軽にできます。
そして、書き方もなるべく簡潔に、後で読み返すときにすんなり意味が解るようにしましょう。
このようにして、徐々にレベルアップしながら釣りを楽しんでみてください。
なんとなく魚が釣れてもうれしいですが、考えて釣った魚はもっとうれしいですよ。
最初はなかなかうまくいかないこともあると思いますが、トライアンドエラーを繰り返していけば釣れる確率もどんどん上がっていくと思います。
良いフィッシングライフを!
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