ライトショアジギングのラインの選び方

ライトショアジギング

ライトショアジギングで使われるラインは、メインラインのPEだと、0.8号〜1.5号ぐらいが一般的です。

一概にどの太さがベストかは、単純には言えないので、太さ別に細かく解説していきます。

PEライン太さ別の特徴

0.8号・1号・1.2号・1.5号について解説していきます。

わずかな太さの違いですが、実際使用すると結構な違いを感じます。

0.8号

使用感としては、かなり細いです。ちょっと頼りなさを感じますが、強度的には全く問題なく使用できます。

0.8号の最大のメリットは、まず飛距離でしょう。メタルジグを遠くになげるにはラインは細ければ細いほど飛びます。

また、風の強い時や潮の流れが速い時もラインが細いと影響は受けにくいです。

またこの意見は賛否両論あると思いますが、細い程、釣果が良くなる傾向にあります。

細いと魚に見えにくいのか、水流の影響が少なくなり違和感が少なくなるのかは分かりませんが多少なりとも影響はありそうです。

弱点は、強度です。新品の時は全然問題無いのですが、ラインが毛羽立つと強度が著しく低下します。

その影響が0.8号だと強く感じます。ショックリーダーを付けるときに、強い力で締め込むだけでも切れてしまう事もあります。

なので、初心者の方にはオススメしません。

ある程度ライン状態を確認して判断が出来る、中級者以上向けの太さだと思います。

1号

細いけど、安心して使える太さがこの1号だと思います。

ある程度の強度と飛距離を出せるので、0.8号に頼りなさを感じる方はこちらのほうが良いです。

0.8号との差は僅かなので、細いラインを使用する恩恵は十分に受けれると思います。

ただ、細いには細いのである程度ラインの毛羽立ちや強度低下には気を付けなくてはなりません。

最初に着色されていた色が落ちてきたり、コーティングがとれて糸の質感が変わってきたら劣化しきているサインになります。

初心者の方で、飛距離重視で細いラインを使いたい場合はこの太さをオススメします。

1.2号

ライトショアジギングで一番無難な太さだと思います。

太すぎず細すぎず、0.8号と比べれば飛距離は少し落ちますが、気になる程ではないです。

どの太さを使うか迷ったら、とりあえずこの太さを使用する事をおすすめします。

多少の毛羽立ちがあったとしても、簡単に切れてしまう事はありません。

このあたりまで太くなってくると強度もだいぶ上がってくるので、メタルジグをフルキャストする時も魚とのやりとり中も大分安心感が、あります。

1.5号

初心者の方に一番オススメしたいのはこの太さになります。

強度はバツグンで、あまりラインのコンディションの良し悪しが判断できない方でも半年〜一年ぐらいは安心して使えます。

多少の毛羽立ちがあっても、ある程度の太さがあるので、簡単に切れる事はないです。

しかし、この太さまでくると飛距離は少し犠牲になります。0.8号の飛距離から、1、2割は落ちてしまいます。 

手で触った感じでも、太いのは分かるぐらいだと思います。その分風が吹いているとラインは流されやすくなります。

そのためにラインの捌き方が大切になってきます。

まずはフェザリングと言うテクニックで、キャストしてからメタルジグが海面に着水する前に、スプールのエッジあたりを人差し指で押さえてライン放出を止めてラインを張ってやります。

フェザリングは簡単な事ですが結構大事です

これをする事によって無駄なライン放出を防いで、ある程度風に流されるのも防げます。

もう一つは、メタルジグを沈めている段階で、ロッドの先を海面スレスレ、もしくは海の中に少し入れてしまいます。

これで、風の影響を少なく出来るというわけです。

ただし足場の高い場所では、ロッドが海面に届かないので使えないテクニックです。

フェザリングは普段から癖にしておくとライントラブルも減らせるので、習得しておきたいテクニックです。

ラインのコンディションには気を使いましょう

ラインの太さに関係なく釣行毎にやってほしい事は、毎回ショックリーダーを交換して下さい。

そして、ノットを組み直す前にPEライン先端から1.5メートル〜4.5メートルぐらいは毎回切って捨てて下さい。

釣り場所にもよりますが、ラインの先の方は特に傷がつきやすいので、なるべくチェックしてあげて欲しいです。

毛羽立ちやささくれがあったらそのまま使用すると、ラインブレイクの原因になりますので、その周辺は切ってしまって下さい。

黄色で囲ったあたりが劣化のサインです。PEラインはこうなると弱くなるので注意しましょう。

またライン全体を交換する目安としては、コーティングが落ちてきて随所に毛羽立ちやささくれが出て来た時は新品に交換するか、十分な長さが残っているなら上下巻き替えをして使用しましょう。

オススメのPEライン

シマノ ピットブル4

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このラインはとにかく安くて高品質なのが売りの、PEラインです。メーカーはおなじみのシマノです。

このラインが発売されるまでは、私もいろんなラインを使用しましたが、最近はこのシマノのラインをよく使います。

安いので、ガシガシ使って、使用頻度や太さに応じて半年〜二年ぐらいのスパンで交換しています。

耐久性がめちゃくちゃ高い訳ではないので、毛羽立ちが出てきたら、強度低下のサインです。

特に、PEラインの先端部分から3メートルぐらいまでは毛羽立ちやすいので、釣りの後やリーダーを結び直すときには入念にチェックして、毛羽立ちがあったらラインを切って捨ててしまいましょう。

ラインの長さは200m巻いておけば安心です。

150m巻も売っているのですが、メタルジグをフルキャストして、ライン切れてしまった場合をかんがえると、150m巻では、釣り続行が不可能になる場合も出てくるので200m巻を推奨します。

弱点は、4本編みのラインになるのでややなめらかさに欠け、ラインを巻くときにガイドに擦れる音が気になる人がいるかも知れません。

私は気にしないのですが、気になる方は次のラインをおススメします。

シマノ ピットブル8

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前に紹介したピットブル4の上位互換されたのが、ピットブル8になります。

8本編みのPEラインになるので、表面はなめらかになりガイド、にラインの擦れる音も少なく、飛距離も4本編みより伸びると言われています。

ただし値段が約倍になってしまうのが痛いです。あとは、耐摩擦性が4本編みのPEラインより弱くなります。

元々PEラインは耐摩擦性は弱いので、気にするほどではないですが、毛羽立ちやささくれがでやすかったりはするかもしれません。

ショックリーダー(ナイロン推奨)

次に、以前の記事でも説明はしていますがPEラインにはショックリーダーが必要になります。まず、おすすめするのはこのへんでしょうか。

サンライン ショックリーダー ナイロン

ナイロンラインの20lb(5号)を1メートルぐらいを、リーダーとして使用します。

まず、リーダーに使われるラインはフロロカーボンもありますが、初心者の方にはナイロンラインのリーダーをおすすめします。

理由は、ナイロンのほうがPEラインの食い込みが良いので、リーダーの結束がやりやすく、失敗してすっぽ抜ける確率も下がるでしょう。

リーダーがすっぽ抜けて、ルアーごと飛んでいった日には、テンションがマックスで下がります。

ある程度ナイロンでリーダーの結束に慣れてから、フロロカーボンなど別の種類を試してみると良いと思います。

次にリーダーの太さですが、これはメインラインのPEラインの太さの4倍〜5倍の太さのリーダーを使うのが良いでしょう。

私の場合PEラインは1.2号をつかうので、約4倍の5号の太さのリーダーを使います。

最後にリーダーの長さですが、私の場合ライトショアジギングでは、リーダーの結束部分はガイドに入れずにキャストするので、あまり長すぎるとキャストしづらいので、約1メートルとしています。

もう少し短くても問題はないとおもいますので、70センチ〜100センチもあれば大丈夫という事です。

ラインの寿命を延ばす方法

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PEラインにコーティングするスプレーがあります。

缶スプレーのタイプもあるのですが、車の中に置いたり釣り場に持って行ったりする分にはノンガスタイプが容器もコンパクトで使い勝手が良いです。

これを使用することで寿命を少し延ばせます。ライン表面にフッ素コートをすることでダメージから守ってくれます。

他にも使用メリットがあって、

・飛距離が伸びる
・糸鳴りが減る
・ライントラブルが起きにくくなる

など、ラインにとっては良いことづくめです。

使用方法は、釣行前や釣りを始める直前でも良いので、毎回スプールに巻かれたラインにスプレーするだけです。

使用するライン全体にコーティングしたいときは、コーティングされたラインを引き出してさらに中にもスプレーすると効果的ですが、表面だけでも効果はあります。

さらに、もう一つ寿命を延ばす方法があって、釣りが終わった後のラインの真水での洗浄です。

最近のリールはほとんどが水洗いOKなので、メンテナンス性が良いです。

洗い方はリールのドラグをしっかり絞めて、真水のシャワーをスプールに巻かれたラインにかけながら塩分を軽く落としてやると良いです。

その他、リール全体もシャワーをかけてあげると良いです。出来るだけ塩分を落としてやるとリールの寿命は延びます。

最後に、タオルで水分をしっかりふき取りドラグを緩めてスプールを外し、日陰で安置して乾かしてあげてください。

いくつか守って欲しい注意点もあって

①温水は使わない
②水の中には浸けない
③シャワー中はリールを回さない
④古い機種は水洗い不可の物もあるので注意

です。

水洗いで完全にラインの塩分を取り去る事は出来ませんが、何もしないよりは格段に寿命は延びるメンテナンスです。

いざ大物が掛かった時のためにも、ラインメンテナンスはしっかりしましょう。

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