ブレードフックを作ってみよう!

釣りDIY

ブレード付きフック・・・それはまさに劇薬のようなものである。

時には魚に口を使わせる起爆剤にもなれば、時には釣り場をぶち壊す事もある。

・・・・・そんな劇薬のようなブレードフック、買うと意外と高いのです。

簡単に作れるので自作にチャレンジしてみましょう!

必要な道具

フック・ボールベアリングスイベル

フックは好みのルアー用のフックを用意しましょう。

元からルアーに付いているものでもOKです。

ボールベアリングスイベルは上下にスプリットリングが付いている物を探してください。

釣具屋さんを探しても、リングタイプばかりでなかなか見つからない場合もあるので結局ネットで買うのが早いです。

シーバスルアーのフックサイズだとスイベルのサイズは全長18mmの、#2サイズがちょうどよいです。

※国内メーカーのやつが最近売ってないので、中国産です。まあ普通に使えるし量を考えると安いので良しとします。

ブレード

釣具屋さんのバスのルアーコーナーにあったりします。確かダイソーでも売ってたと思います。

好みの形状・大きさを選んでもらえばOKです。あとで付け替えは自由です。

マニキュアトップコート

ブレードを使用すると海水やフックのサビの影響で、くすんだり錆が付いたりしてしまいます。

そこで、ピカピカを長持ちさせるためにダイソーとかで買えるマニュキアのトップコートを使います。

これをブレードに塗ってコーティングしてあげると、ブレードがいつまでもキラキラします。

何回か使ってトップコートがとれてきたら、またぬってあげるだけなので簡単。

すでにくすんでしまったブレードに塗っても効果はあります。水性ホビーカラーのクリアなんかでコーティングしても良いと思います。

めんどくさい人はやらなくてもOKです。

スプリットリングプライヤー

ブレードにスプリットリングを付ける時や、スイベルからスプリットリングを外すときに役に立ちます。

普通のルアー釣り用のプライヤーでも使えますが、あまりプライヤーが大きいとやり辛くとてもイライラします。

コーモランのプライヤーはとても小さく毛抜きのピンセットぐらいなので、細かい作業は圧倒的にやりやすいので一つ持っているととても便利です。

セキ糸・瞬間接着剤

セキ糸とは、ルアーロッドを作る時ガイド固定に巻き付ける糸の事で大き目の釣具屋ならだいたい売ってます。

針金の固定のためなので、ミシン糸や1号程度のPEラインの使い古しでも十分代用できます。

またセキ糸用のホルダーがあるととても便利です。

アシストフックを作ったり、ロッド作成するときはあるとかなり便利です。たまにしか釣り具DIYしない人はなくてもなんとかなります。

あと瞬間接着剤はセキ糸の固定とほつれ止めに使います。

瞬間接着剤ではないのですが、コスパと使いやすさを求めるならこれが使いやすいです。

はけが付いていて塗りやすいですし、瞬間接着剤より安くて大容量、乾燥時間は2・3分で乾くので問題なしです。

ホームセンターなんかでよく見かけます。

ステンレス針金0.5ミリ

約0.5ミリで良いので、ダイソーにある0.55ミリのステンレス針金を使いましょう。

他の百均でも売ってるとは思います。

短い長さならホームセンター買ってもそんなに高くないと思います。

鉄の針金は海水でサビサビになってしまうので、間違えないようにしてください。

ペンチ

スプリットリングプライヤーやニッパーなど身の回りの物で代用しましょう。無ければ近所の100均へ買いに行きましょう。

針金を切る、フックをつかんでライターであぶる、と二つの役割があります。

なのでペンチの先が細くて長いタイプが使いやすいです。

熱収縮チューブ・ライター

釣具DIYではおなじみの熱収縮チューブ。アシストフックを作る時なんかにも使います。

フックのサイズがシーバスルアーで使うぐらいのサイズ(ST46で言うと#4~10ぐらい)だと、径3ミリの熱収縮チューブがちょうどよいです。

ホームセンターや、カー用品店の配線売り場、品ぞろえの豊富な大きな釣具屋さんのジギング用のフックのある場所によく置いてあります。

ライターはコンビニや100均などで手に入りますが、どうしても手に入らない場合は熱湯でも代用できます。

作り方

※針先には十分注意して作業しましょう。刺さると痛いです。

針金を切ってセット

使用するルアーはローリングベイト77。

フックサイズはおそらくST46でいうところの#10になります。

#10のフックに対して、約3センチの針金でいい感じでした。フックサイズによって長さが変わるので、長めに切っておいて後で調整する方法が失敗しにくいと思います。

ローリングベイトにブレードフックは夏のサーフで大活躍するチューンです。

次にスイベルの上側のスプリットリングを外してあげます。

スプリットリングを外した穴に針金を通し、約1/3曲げてあげます。

次に下の写真のようにフック側の穴にも針金を通して曲げてあげます。

このときスイベルの上部がトリプルフックの三つ又のしたにくっつくようにしてください。

あと、針金が上下少し重なるほうが外れにくいと思います。針金の重なる位置はフックのリングの少し下が(フックの軸の半分まで)理想です。もし短かったらケチらず作り直しましょう。

糸を巻き付ける

フックの軸の半分が隠れるようにセキ糸を巻き付けていきます。巻き始めを中央からはじめると糸がばらけにくいです。

針の出ている場所より下は巻きにくいので軸の半分までで十分です。

巻き付け1往復ぐらいできたらOKです。

ボビンホルダーは接着剤を塗る時片手で糸を張っておけるので便利です。

糸を張った状態で巻き付けた糸全体に接着剤を染み込ませるイメージで塗っていきます。

乾いたらはみ出している糸を切ってあげるか、ライターで燃やして処理しておきます。

熱収縮チューブをかぶせる

次に熱収縮チューブを下の写真のようにフックの軸全体にかぶせてあげます。

そしてライターなどで遠くからチューブに熱を加えて収縮させます。ライターが無い場合は熱湯にこのままドボンと浸けても収縮させれます。

フックが熱くなるのでやけどと、チューブを燃やさないように気を付けて下さい。

ブレードをセットして完成

あとは好みのブレードを取り付けて完成!

キラキラを長持ちさせたかったらブレードをコーティングしましょう。

シングルフックバージョンも簡単に作れます。

大型青物にはこちらがおすすめ!

壊れても魚をバラす心配がない

ブレードフックも様々なタイプがありますが、今回自作するタイプはブレード部分が壊れても魚との接点はフック部分だけなので魚をバラす心配がありません。

フック強度のみを考えれば良いので、青物に対しても心配なく使えます。

少々作り方が甘くてもどうにかなるので、不器用な人も安心して自作にチャレンジしてみてください。

相性の良いルアー

メタルジグに取り付けて使うのが相性抜群です。

とくにただ巻きでもアピール抜群なので、体力の無いショアジギンガーにはオススメです。

ダイソージグに付けるだけでも良く釣れます。

あとはローリングベイトのブレードチューンです。

これはマゴチやシーバスに有効なパターンで、夏のサーフで大活躍します。

デイゲームならシーバスは全力早巻き、マゴチはゆっくりただ巻きするのがコツです。

シーバス狙いでよく使うバイブレーションなんかもブレードと相性が良いルアーだと思います。

ブレードフックチューンはフックを交換するだけなので、いろんなルアーで実験してみるのも楽しいと思いますよ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました