釣りと車中泊

アウトドアライフ

車中泊は今でこそメジャーになりましたが、釣り人や登山をする人の間では結構前から行われていました。

釣りだと、夜明けと同時に釣りをはじめたいときもあるので、移動時間を考えるとかなりの早起きが必要になります。

そこで前乗りして車で睡眠を取れば、移動時間も睡眠時間にできるので早起きの寝不足を少し解消できて朝早くから元気に釣りができます。

釣りと車中泊は相性が良い

釣り場近くで眠り、早起きして朝マズメから釣りスタートみたいな事が出来るので、釣りと車中泊は釣り人の機動性と釣果アップのためには大変相性が良いです。

しかし、車中泊に慣れていない人がいきなり車中泊をすると逆に寝れなくて寝不足になってしまいます。

そこで、出来る事は車中泊を快適に過ごすグッズを手に入れる事が第一です。

そして自宅の駐車場などで、暇なときに車で眠る練習をしておくと良いと思います。

車中泊を快適にするアイテム

エアマット

まずは何といっても寝床の確保が最重要事項です。

車のシートを倒してそのままでは、長時間の睡眠はかなりきついです。

そこで車内にある程度フラットな場所をつくり、エアマットを敷いてやるだけでも快適な睡眠ができます。

エアは自分で入れるタイプと、自動で膨張するタイプがありますが、上記の様な自動で膨張するタイプが断然オススメです。

普段は空気を抜いて丸めておけるので、場所も取らないのでいいですね。

最初から枕と一体化してるタイプと、フラットなタイプがあるのでそこは好みで良いと思います。個人的には、枕はいつも使ってるやつを持って行って使っています。

寝袋

快適に車中泊できる季節は、夜は少し寒いぐらいのほうが良いので、春と秋から冬まで対応している寝袋がオススメです。

逆に夏の車中泊は暑くて辛いだけなので、おすすめしません。

冬は極寒の中でなければ、冬用の寝袋と温かい格好で寝れば案外気持ちよく寝れます。

サンシェード・カーテンなど

これらのアイテムの目的は、外から車の中を見えなくすることです。

外から丸見えだと落ち着いて寝れませんし、夜中に誰かに車内を覗かれるのはとても怖いですし気持ちのよいものでもないです。

外から見えなくなることで、かなり落ち着く空間が作れます。

コストを掛けたくない人は、段ボールを窓の形に切って内側からはめてやるだけでも十分です。

ランタン

車中泊はエンジンは切ってしまうので、ルームランプは長時間使用できないのでランタンがあるととても便利です。

翌日の釣りのために道具のチェックや、糸を結んだりできるぐらいの明るさは欲しいところです。

明かりがあるとないとでは快適度がかなり変わってきます。

最近はUSBでの充電タイプが増えてきましたが、緊急時に防災用品として使用する場合や充電忘れの事を考えると、電池タイプのほうが使い勝手が良い場合もあります。

個人のリラックスグッズ

あとは眠くなるまで車内で楽しく過ごせるように、リラックスグッズを持ち込みましょう。

お菓子やジュース、ラジオや本、スマホを長時間使いたい人はモバイルバッテリーもあると便利です。

眠るまでのこの時間が結構楽しいです。

車中泊に向いている車

基本的に座席を倒して人間が寝れるスペースが確保できる車なら、どんな車でも問題ないです。

しかし、やはり適した車とそうでない車があります。

適した車は、最初からフラットなスペースが広くあるので、カスタマイズする必要性が無いのと居住スペースの広さが最大の利点です。

ハイエース等の大型商用バン

トヨタのハイエースや日産のキャラバンなどの大型商用バンは車中泊をする車のとしては最強クラスです。

なによりも荷物を載せる場所がフラットで広く、そのまま睡眠スペースになります。

また荷物もたくさん乗るので、荷物の多いエサ釣りの遠征なんかに大変適した車です。

また車の縦の長さがあるので、9フィート台の2ピースのシーバスロッドなんかをそのまま乗せれるのも強みです。

難点といえば小回りが効かないので、釣り場付近が細い道の場合や、山や川で釣りをする場合はやや動きにくさはあります。

現時点では、釣りと車中泊においては1番快適な車だと思います。

釣り  ◎
車中泊 ◎
遠征  ◎
小回り ×

エブリィ等の軽商用バン

スズキのエブリィやダイハツのハイゼットに代表される、軽商用バンも車中泊と釣りにとても最適な車です。

このタイプの車の場合は、後部座席を倒すことでかなり広いスペースが後ろにできて快適に車中泊が出来ます。

またハイエースほどではないにしろ、荷物もたくさん載るので釣りにもたいへん向いています。

現に釣り人でこのタイプの車を愛用する人はかなり多いです。

軽バンには四駆もあるので、少しリフトアップしてやれば悪路走破性あがるので川の釣りなんかにも使いやすくなります。

なにより軽自動車なので小回りが利くのと、車の値段が安い事が最大のメリットです。 

商用バンの軽自動車は、税金もとても安いので維持費も安いのがうれしいですね。

弱点は遠征時に高速道路を使うと、長時間運転はややキツイ点でしょうか。軽自動車なのでパワー不足は仕方ないですね。

釣り  ◎
車中泊 ◎
遠征  △
小回り ◎
コスパ ◎

中型サイズのSUV

日産のエクストレイルやトヨタのハリアーあたりが、中型のSUVになります。

アウトドアでの使用を目的に作られているタイプが多いので、荷物がたくさん積めるようになっているものが多いです。

バンタイプの車にはかないませんが、それでも車中泊するスペースは余裕で作れます。

普段使いと釣り、また悪路走破も高いのでとてもバランスの良いタイプの車だと思います。

釣り  ◎
車中泊 ◯
遠征  ◎
小回り ×

工夫次第でどんな車でも車中泊は出来る!?

上に挙げた3タイプが車中泊がしやすいですが、他のタイプでもなんとかなるものです。

軽トラなんかは物理的に厳しいですが、小さな軽自動車とかでも前の座席も倒して人が寝れるフラットな場所を作れる車なら、車中泊は可能です。

休日の道の駅に早朝や夜に行くとわかるのですが、けっこういろんな車でみんな車中泊しています。

なので、現状手持ちの車で車中泊に向いてなさそうでも工夫次第では何とかなると思ます。

車中泊の注意点

車中泊する人が増えてる事から、マナーの悪さが問題視されてきて、車中泊禁止の道の駅も出てきています。

駐車スペースでバーベキューをしたり荷物を広げて占拠する、トイレの手洗い場で洗濯をしたりと常識外れな行動をする人がいる事から、管理者側からの車中泊のイメージが悪くなっています。

ましてや、車中泊は観光地にお金あまり落とさずマナーだけは悪い邪魔者の存在にされている地域もあるようです。

場所を使わせてもらっているという、謙虚な気持ちは忘れずに道の駅など公共の場所では


・長時間エンジンをかけっぱなしにしない
・長時間の利用は避けて、朝も出来るだけ早く撤収して一般の利用者とのバッティングは避ける
・車中泊禁止の場所では車中泊をしない

など配慮のある行動を心がけましょう。

釣りをするときの車中泊はワクワクして楽しいよ♪
みんなでマナーを守ろうね。

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