釣りの後の釣具のメンテナンス

釣具のメンテナンス

釣りの後は疲れてたり、釣れた魚の処理で忙しくて釣り具のメンテナンスはサボりがち・・・。

でも少しの時間でいいので道具のためにもメンテナンスをしてあげましょう。

と言っても、そんなに時間はかかりません。簡単な事でOKなんです!

基本のメンテナンスは真水で洗う事

釣り具全般のメンテナンスは、釣りの後で水洗いをする事がとても効果的です。

特に海釣りの場合だと、海水は道具の金属部分を腐食させますので洗わずに長期間放置すると道具の寿命を縮めます。

気づいた時には使用不能な状態に・・・なんてことも起こります。

水洗いはほんのわずかなの手間ですが、結果的には道具が長持ちしてコスト減になりますのでそのひと手間は損にはなりません。

毎回きれいに洗わないとファスナーが錆びてきたり塩の固着で動かなくなってしまいます。
塩が固まったタモ枠のはめ込み部分。海に浸かったあと長く放置するとネジが固着して外せなくなります。

淡水の場合は、釣り場の水に泥が含まれているので、これも海水ほどじゃないにしろリールにダメージを与えます。

やはり淡水で釣りをしたあとも、リールは水洗いをしてあげるのがベストでしょう。

リール以外の道具は、そんなに神経質にならなくても大丈夫です。

コマセのなどで汚れていない限りは毎回洗わなくてもひどい錆びが出る事はないでしょう。

1ヶ月に一回ぐらいを目安に洗ってあげれば問題なく使えると思います。

リールは水洗いで陰干し

リールは使用後は特に水洗いをしてあげたい道具です。

どんなに高級なリールでも海での使用でノーメンテナンスだと1年も使えばダメになる可能性があります。

逆に言えば水洗いはやるだけでそれだけ寿命がのびるので、それだけ価値のあることです。

まずは、いくつか注意点があります。

・必ず常温の水で洗う(絶対にお湯を使わない)
・ドラグのを締めて洗う
・水洗いNGの機種も稀にあるので説明書で確認しましょう。

このぐらいでしょうか。これをふまえてさっそくチャレンジしてみましょう。

その1、まずはドラグを硬くなるまで締めてやります

軽い力で締めていって、ドラグノブが回らなくなったらOKです。

ドラグを締め忘れると、ドラグ内部に水が多く浸入するので気を付けましょう。

ドラグを締めても多少は水が入って来ますので、後でよく乾燥させます。

その2、流水でリール全体を洗ってあげましょう

この時はお湯を使うのは厳禁です。理由はリールの可動部分にはグリスやオイルが付いているので、お湯を使うと流れてしまいます。

リールを水で洗う時は流水で洗うようにしてください。

シャワーだとまんべんなく水がかけられて洗いやすいです。

コマセなどが付いてる場合は、使い古しの歯ブラシとかで軽く擦ってあげて落としてあげてください。

時間にして約1分ぐらい洗ってあげれば十分です。

その3、軽く水気を切ってタオルで拭いてあげましょう

リールを飛ばさないように軽くシェイク。

水気を切る時はかるくリールを振ってあげましょう。

そして、タオルできれいに水気をふき取ってあげればOKです。

その4、ドラグをゆるめてスプールを外して陰干し

次の釣行までしばし休ませてあげましょう。

ドラグを緩めるのを忘れるとドラグが固着してしまう事もあるので注意しましょう。

スプールを外せば緩め忘れもないですし、スプール内側に入った水分も乾かせるので外して乾かしたほうがいいと思います。

そんなに難しい事ではないので、釣りの後はリールのためにも水洗い推奨です。

ロッド(竿は)お風呂に一緒に

自分を洗うついでに竿も洗ってあげましょう。

ロッドもガイド部分が金属でできているので水洗い推奨です。

磯竿や投げ竿の場合はリールを取り付ける場所も金属でできている竿もあるので、そこも海水や汚れを落としてあげましょう。

ガイド部分はステンレスで出来ている場合が多く、洗い忘れてもリールほど致命的なダメージは受けませんが、ステンレスも錆びる事はあるので注意しましょう。

洗い方は、ガイドの金属部分やリール取り付け部分が金属の場合はそこを中心に水をかけてやればOKです。

ぬるま湯をかけるぐらいならブランクにもダメージはないので、自分がお風呂に入るのと一緒にお風呂場に持っていって洗ってもOKです。

コマセを使う釣りをした場合はいろんな場所に付着するのでお湯と歯ブラシ等を使ったほうが落としやすいです。

ルアーや使った道具も洗えば寿命は延びる

ルアーや釣りに使用した道具も洗ってあげるにこした事はありません。

まず、とても錆びやすい物と言えばルアーのフックです。

新品でも海水で使用して、そのまま放置すると簡単に錆びてしまいます。

例えば他の道具を洗ってる間にバケツに真水を張って、使用したルアーごとドボン浸けて塩抜きするだけでも効果はあります。

最後に水で軽くルアーをながして、風通しの良い場所で乾かしてあげましょう。

結構油断して、ダメになりやすいのでバッカンのファスナー部分です。

エサ釣りのコマセ入れとかに使用して中は綺麗に洗うのですが、ファスナー部分をあんまり洗わず錆びたり塩で固着してしまう事ごよくあります。

タモとシャフトの接合部分も、ルアー釣りの場合付けたままで車に入れっぱなしのケースがあるので固着しやすいです。

使用後は外して接合部分もしっかり洗いましょう。

もしも塩で固着してしまったら・・・

まず試してみるのが固着部分をしばらくお湯に浸けておき、しばらく置いてからファスナーを動かしてみたりネジを回してみる事です。 

軽度の塩噛みの固着なら、これで案外治ります。

それでもダメな時はこちら↓

このマリーン用スプレーを固着部分にかけてしばらく置くと、治る事が結構あります。

サビサビだと壊れてしまう事もありますが、腐食などがなければ頑固な固着でも繰り返し(スプレー→放置→動かしてみる→だめならまたスプレーに戻る)かけてやることで結構な確率で治ります。

このスプレーは、海で使う船舶のメンテナンスなんかにも使われるので過酷な環境での錆を防ぐ効果が高いです。

値段もそんなに高いものでもないので、一つ持っているととても重宝します。

普段から自分の使う道具の、ねじ部分やファスナー部分などにこまめにかけてやると道具が長持ちします。

タモとシャフトの接合部やファスナーは固着しやすいので注意しましょう。

注意してほしいのが、フックなどの海に浸かる物には錆止めで使わないようにしてください。環境に良い物ではないと思うので、あくまでも道具類のメンテナンスのために使いましょう。

あと、リールのメンテナンスに使うのもやめたほうがいいです。リールにはリール専用のオイルを使いましょう。

道具にも愛情を注ぎましょう

大事に使えばそれだけ長く使えるので、釣り人にとってもプラスです。

愛情を注げば道具はそれだけ応えてくれるでしょう。

釣り具には、物によってはいろんなメンテナンスがありますがまずは水洗いすることが最も大事で最も効果的なメンテナンスです。

特に海水は、釣り具にはとても悪影響があるという事をよく覚えておいてください。

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